ハーレーの性能

ハーレーダビッドソンが生産するバイクは一般的にアメリカンスタイルと呼ばれ日本でも人気があります。そのため国内の主要メーカーもアメリカンスタイルのバイクを生産していますが、本家であるハーレーダビッドソンとは大きな違いが存在します。同社のバイクの大きな特徴は、大型の2気筒V型エンジンが生み出す強力なトルクと優れた加速性能にあります。

国内メーカーが生産するアメリカンスタイルにもV型エンジンが搭載されていますが、本家のエンジンは2つのシリンダーが45度に配置されています。国内メーカーのものは60度や90度など様々です。またエンジンを冷却するシステムとして水冷が採用されたり、バルブ駆動システムがDOHCとされる場合もあります。本家の方でも水冷DOHCを有するバイクを生産していますが例外的です。

ハーレーダビッドソンのオートバイに搭載されるエンジンのバルブを駆動するシステムは基本的にOHVが採用されています。DOHCはバルブを動かすカムシャフトが2本あるためツインカムと呼ばれますが、同社では独自に進化させカムシャフトを2本搭載するOHVエンジンをツインカムと呼びます。またツインカムからさらにカムシャフトを2本増やして計4本となったOHVエンジンを搭載した高性能なタイプも存在します。このタイプは吸気と排気のバルブが2本ずつあり、カムシャフトはそれぞれのバルブを制御するためより精密なエンジンの調整が可能です。